■■■三空日記1



俺の胸に唇を寄せて。
舌と歯で甘噛みしていた三蔵が不機嫌そうに顔をあげた。

「おい。猿。何笑ってやがる。」

そういわれたとたん、さっきまで堪えていた笑いが堪え切れなくなって。
胸に感じていたくすぐったさと三蔵の行為に思い切り吹き出した。

「だって、さんぞっ、赤ちゃんみたい。」

言ったとたんに三蔵の顔が真っ赤になって、次の瞬間不機嫌そのものになった。
しれが益々おかしくて、笑いが止まらない。

「こんなエロガキいてたまるか。」

そしてすぱんっとハリセンで叩かれる。
お互い裸なのにどこからだしたのか、聞きたかったけれど。

「集中しろ。」

と耳元でささやかれた言葉に意識がもってかれた瞬間。
唇は言葉ごと三蔵のソレにふさがれた。



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