■■■ Love Word





ずっと、触れたくて。

ずっと、キスしたくて。

ずっと、抱きたかった。




重なる唇の感触と、鼻を擽るシャンプーの香りに、脳が痺れる気がした。
ずっと触れたかった肌に、唇に、自分の中の欲望が大きくなってゆく。


「スキだよ?」


消え入りそうな声で、耳に届いたそのセリフに、自分の中の何かが崩れた。





下唇を優しく何度か甘噛みしてその唇の柔らかさを楽しんだ後、ぺろりと唇の形を舌でなぞり、開かれた唇に舌を滑り込ませる。
歯列をなぞり、驚いて逃げかけた舌を追い掛けて絡め取った。
「んっ・・・・・。」
腕の中にいる少女の唇から、甘い吐息が漏れて、それがまたアシュトンを熱くしていく。
アシュトンの胸に押し当てられていたプリシスの握り拳が、震えながらアシュトンのシャツを握り締めるように変わったのに、アシュトンは気が付いてそれにとても愛しさを感じる。


初めて重ねた唇だけれど、アシュトンは自分の想いを押しつけるように熱く深く口付ける。
息苦しいのか僅かに眉を寄せたプリシスの口蓋を貪りながら、力の抜けたプリシスの身体をアシュトンはきつく抱きしめた。
濡れた瞳がアシュトンを見ているのに気が付いて、アシュトンは更に激しく舌を絡めとる。
柔らかい舌と、苦しくても応えてくれようとしているその舌の動きに嬉しくなって、アシュトンは口許を緩めた。
「んっ・・・・。」
唇を重ねたまま、小さな身体をベッドに縫い付ける様に押し倒すと、柔らかな布団にすっぽりと埋まったプリシスの身体に、そのまま覆い被さる。


「あしゅ・・・・。」
濡れた瞳をアシュトンに向けて、プリシスは頬を染めるとそのまま瞳を閉じた。
こくりと、プリシスの喉が動き、アシュトンはそこに吸い付く。
自分の身におきたことを、覚悟したのだろう。
プリシスはさまよわせていた手を、そっとアシュトンの首にまわした。


「あっ・・・・。」
ちりりっと首許に痛みが走って、プリシスは思わず声を漏らし、その声にアシュトンの身体がいっそう熱くなる。
服の上から小さな、けれど形の良い胸を揉みながら、アシュトンは再びプリシスの唇に吸い付いた。
「んんっ・・・・。」
プリシスの唇の端から切なそうな吐息漏れ、小さく震える手がプリシスの胸を揉みしだくアシュトンの手に添えられるが、アシュトンはそのまま寝間着のボタンを巧く外していく。
「ひゃっ・・・・・。」
唇が離れたときにはすでに、プリシスの胸が露になっていた。
恥ずかしそうに胸に当てられた手をどかすと、アシュトンは胸の先端で自分を主張するかのように
つんと立っている桃色の突起を口に含む。
置き場のわからない手を、プリシスはアシュトンの頭に添えて、アシュトンの柔らかな髪の毛に指を絡めた。
「ちょっ・・・・・・。んっ・・・・。」


揉み上げながら、先端を舌で転がす。
中心に刺激を与えると、プリシスの震えた吐息が耳に届いた。
アシュトンの後頭部に回された手が、アシュトンの髪の毛を握り締めてきていて、アシュトンにはプリシスが感じてきていると言うことがわかった。
アシュトンがちらりとプリシスの顔を見ると、必死にその刺激に堪えているのか、眉を寄せて唇をきゅっと閉めているプリシスが目にはいった。


声が、聞きたいな。


そう思ったから、アシュトンはそっと、寝間着のスカートの端から手を差し入れる。
「きゃっ!」
小さく漏れた声に、笑みが浮かぶ。
「やっんっ・・・・!!」
慌てて起き上がろうとしたプリシスに乗っかると、再び胸の突起を口に含んだ。
右手は滑らかな太股を撫で上げている。
ぷるぷるとプリシスのつま先に力がはいっているのが視界の端にうつって、アシュトンは嬉しそうに微笑んだ。
「んっ・・・・、あぁっ・・・・・。」
プリシスの口から漏れ始めた甘い喘ぎ声に酔いしれながら、アシュトンは乳房を弄んでいた口を、下へとずらしていった。


「あっ!」
臍に舌を差し入れると、プリシスの背がピクリと大きく仰け反った。
アシュトンはその反応に嬉しくなって白い肌にキツク吸いつき、紅い跡を散りばめると満足そうに微笑んだ。
すっかり服を剥ぎ取られて、プリシスの滑らかな肢体が露になる。
肌をほんのり紅く染めて、疼き、火照る身体に、プリシスの思考はもう麻痺していた。


いつまでも核心には触れず、プリシスの太股をさまよっていた手が、そっとプリシスの腰を掴んだ。


その刺激すら、既にプリシスにとっては快感で。


「んっ・・・・やっ・・・・!!あっ・・・・。」
濡れた吐息を漏らし、身体を捩ったプリシスの腰を掴む手に力を込めると、プリシスの下着に手を掛けた。
「ひゃあっ・・・・!?あしゅとんっ!?」
恥ずかしそうに、制止するように、アシュトンの手に添えられたプリシスの手は無視して、そのまま下着をずり下ろすと、月明りの中で白く光る糸が、つうっとひかれた。
下着に覆われていた、濡れた秘部に、アシュトンはそっと指を滑らせた。
「ひゃっ、やあっ・・・・・!?」
驚いて閉じられた両足の間に身体を滑り込ませると、アシュトンはプリシスの目尻に溜まった雫をぺろりと舐めとった。
濡れた瞳で荒く呼吸するプリシスが、愛しい。
「プリシス・・・・力、抜いて。」
耳元で囁かれたアシュトンの言葉に、嫌々をするように頭を振ると、プリシスはそのままアシュトンの首にしがみついた。
自分の今、一番熱くて敏感になっているところに押し当てられた指が気になって、
そしてその初めての感触がとても気になって、プリシスは震える身体をアシュトンに押し当てる。
自分の胸元に感じる柔らかな胸の感触に、アシュトンは堪えきれ無いようにむしゃぶりついた。


「ああっんっ!!」
柔らかな胸の先端を舌で刺激しながら、愛液で溢れかえるソコに指を挿し入れる。
「ひあっ・・・・!あ、あしゅ、と・・・・ぅんっ・・・・!?」
今までに1度も聞いたことも無い愛しい少女の艶のある声に、そしてその声で呼ばれる自分の名前に、身体中が熱くなる。
脳が痺れて、アシュトンは欲望のままに愛撫を続けた。


愛しくて。少女のすべてが欲しくて。
大切で。少女のすべてが、とても大切で。


自分の身体さえもおかしくなってしまったみたいだ。
「ひゃあっ・・・・。あっ・・・・!?」
苦しそうに息を切らして喘ぐプリシスの、シーツを掴む手に力が込められた。
アシュトンが指を出し入れする度に、くちゃくちゃといやらしい卑猥な音が耳に届く。


「あ・・・・・あしゅとんっ・・・・・。」
プリシスは震える手を、アシュトンの服に掛けた。
それが、アシュトンにも脱いで欲しいというプリシスの願いだと気が付いて、アシュトンはさっと寝間着を脱いだ。


「あっ・・・・・。」
熱く、猛って、既に先端を濡らし初めているアシュトン自身が目に入る。
プリシスは顔を更に真っ赤にさせると、そのままソレから目を反らした。
「触っても、いいよ?」
「えっ・・・・・・!?」
アシュトンのセリフに驚いて、プリシスが息を呑む。
おそるおそるもう1度、アシュトン自信に目をやると、こくりと唾を呑み込んだ。
ゆっくりと震える手を伸ばすと、指先が先端に当たり、そのことで指先を濡らした液体の粘り気にプリシスは眉を寄せた。


そのプリシスの行動にくすりと笑みを漏らすと、アシュトンは再びプリシスをシーツに縫い付け、
プリシスの愛液が絡み付く指を二本、再びプリシスの中へと指を押し入れる。
「あっん・・・・、はぁっ・・・・!!」
指に絡み付く内壁を押し広げて掻き乱すと、堪えきれないようにプリシスがアシュトンにしがみつき、
指を引き抜くと感じるポイントに当たったのか、プリシスがピクリと反応を示した。


ポタポタとシーツを濡らすほどに溢れかえった愛液を、アシュトンは自分自身に絡みつけると、
優しく微笑みながら、しがみつくプリシスを抱き上げる。
濡れる瞳と視線が交わった。


「ひゃっ・・・・・。」
「プリシス。大好き。」


優しく啄ばむように額にキスをすると、そのままプリシスの身体を自分自身へと落とした。
秘部に押し当てられた、熱く、堅いモノの感触に、プリシスの身体がこわばる。
「いっ・・・・たぁっ・・・・・・。」
「くうっ・・・・。」
苦痛にぎゅっと目を瞑ったプリシスの、震える手の振動を、アシュトンは背中に感じる。
そしてその締め付けに、アシュトンも眉を寄せた。
「ひゃっ・・・・・・、たっ・・・・!」
苦しそうに首を大きく振るプリシスを、抱きしめる腕に力を込める。
ポタポタと、結合部から零れる紅い血の混ざった愛液が、シーツを汚した。


根元までアシュトンを咥え込むと、プリシスは震える吐息を吐いて息を整える。
それをアシュトンは確認すると、そのまま下から腰を揺らし、振動を加えた。
「いっ・・・・・。」
「くうっ・・・・・。」
アシュトンの背中に立てられた爪が、食い込む痛みを感じる。
苦しそうに眉を寄せるプリシスの、額に、瞼に、鼻に。痛みを和らげようとキスの雨を降らした。


アシュトンが下から刺激を与えると、僅かに揺れる胸の先端がアシュトンの胸に掠る。
その刺激がまた、プリシスにもアシュトンにも、甘美な刺激となった。
「はあっ・・・・、やあっ・・・・、あっ、あぁっ・・・・・。」
痛みの中から快感を掴み始めたのか、プリシスの口から甘い喘ぎ声が漏れ始め、その切なく甘い声にアシュトンの身体も熱くなる。
重力の力も加わって、プリシスの身体に深く、アシュトン自身が咥えられているために身体の最奥に、熱く、猛ったアシュトン自身を感じて、プリシスは嫌々をする様に首を大きく振った。


「ひゃあっ・・・・!あしゅと・・・・、こんなのっ、初めてでっ!!」
「プリシスっ・・・・。」
「やあっ、あっ、・・・・・へ、変になっちゃ・・・・・。」
お互いの汗がポタポタと零れた。
プリシスのセリフに、腰を動かすアシュトンの動きも速くなり、
溢れかえるプリシスの愛液が抜き差しする度に溢れ出て、アシュトンの下腹部を濡らす。


アシュトンはそのままプリシスを再び押し倒し、ぎりぎりまで自身を抜くと、激しく深く突きつけた。
揺らされながら、途切れ途切れに甘い声を漏らすプリシスの声に、アシュトン自身も自分の欲望を押さえられなくなっていく。
激しく突きたてては、ぎりぎりまで引き抜き、更に最奥へと貫く。


「やあっ・・・・・・・・!!」
「っく、・・・・ぷりし・・・・。」
「ああっんっ・・・・・!!」
「くうっ・・・・・・!!」


ひときわ大きくプリシスの身体が反応し、その時の締め付けに、アシュトンも自分の熱をプリシスの最奥へと放ったのだった。










ずっと、触れたくて。

すっと、キスしたくて。

ずっと、抱きたかった。




愛しくて、欲しくて、大切な。

自分の一番大切な少女。




少女は今、僕の腕の中で。

今までに見たことのないくらいに。




幸せそうに寝ている。






優しくプリシスの額にキスをして、アシュトンもそっと・・・・・・。
・・・・・・・・・目を閉じた。








>>> あとがき
いやはや・・・・
やはりすっごい下手ですね(汗)
でもってちょっと激しくありませんか??
なんとなく・・・・ですが。

実は誘惑の歌はコレのリメイク版だったりします
ですから似たような表現が多いいかな・・・・

しっかし・・・・・やばいな
コレ。

書きなおしたほうがよかったと思うけれど
どこをどうなおして良いものやら・・・・(苦笑)

2001/10 まこりん



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