■■■ Regret


お前と離れてもうどんだけの時がたっただろうか。


あの朝。あまりにもお前がいつもと同じ笑顔で。
仕入れにいく朝、見送ってくれる笑顔と一緒すぎて。
気が付けなかったよ。


お前と離れるということが
お前を置いていくということが
どういうことなのか。


朝起きて、隣にないぬくもりに
左を見て、何故が寒さを感じることに
俺の名を呼ぶ、優しい声が聞こえないことに


あらためて感じたよ。


どれもこれも
大切な、愛しい毎日だったと。


あの頃あまりにも毎日当たり前のようにあったから。
あの一瞬。一瞬。日常の一瞬。
どれも幸せで。
どれも大切だったことに。


どうして忘れていたんだろうね?


初めて 指先が触れ合った時の あの胸の高鳴りを。
初めて キスをかわした時の お互いの震える唇の先を。
初めて 肌を重ねた時の 重なり合った雷みたいな鼓動を。


どうして忘れてしまったんだろうね?


お前となら ずっと 二人一緒に生きていけると
強く感じて それを願ったあの夜を。


どうして今ごろ思い出すんだろうね?


二人 夜明けまで 語りあった
10年先 20年先 50年先の 二人の未来予想図を。


自分が情けないよ。


あの日あんなに強く心に誓ったのに。


お前を守ると。
一生 傍にいようと。


なのに今の俺はどうだ?


傍にいることも。
声をかけることも。
抱きしめることも。


何も出来ない無力な自分。


一番傍にいてやりたかった時に、いてやれなかった。
強く抱きしめていてやりたかった時に、いてやれなかった。
二人・・・・・最期の時に。


本心からの言葉を伝えられなかった自分。









最期のあの一瞬。









おまえは何を思った・・・・・・・・・・・?





あとがき

ボーマン→ニーネさんです。
っていうか、ボーマンさんの心境。
エクスペル崩壊を知って、暫くして涙もでなくなったころ。
悔しいのは、無力な自分。
軽率だった自分。
そんな感じです。

ちょっと、最近切ないことが多くて。
だから書くものすべて切ない系になっちゃって・・・・(汗)
なんだか、散文系とか、ポエムとかばかりになってきちゃった。
書きやすいし、これクセになるなぁ〜〜〜。
気をつけなくちゃ。

2002/02/08 まこりん



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