■■■ 永遠の時



ヒトを好きになるのがコワイの
 

あなたにハマルのがコワイの
 

この関係に・・・・・・
溺れそうになるのがコワイの







「くぅっ・・・・んっ・・・・。」

カタカタとあなたの腕に乗せて、自分の身体を支えていた腕が震える。
身体の奥底から駆け巡ってくる快感。
自分を支える腕に力がはいらなくて、私は前へと倒れそうになった。
それをあなたが腰を支えて防いでくれる。

「レナ・・・・。」

耳許で熱い吐息と共に名前を囁かれる。
低くて、心地良い、大好きなあなたの声。
こんな時のあなたの声は、とても艶を帯びていて色っぽくて、
私の身体を触れないでも熱く火照らせた。

「やっ・・・・あっ・・・・。」

あなたの指が、私の無防備に外気に晒された胸を弄んで。
すでに堅く尖った乳首を摘んだり、弾いたり、押しつぶしたり。
あぁ・・・・・それだけで、声が出そうになるのを、いつも必死に抑えている。
恥かしさで、止められもしない声を必死に抑えてる。

「あっ・・・・。」

両の胸が、あなたの指の動きにいいように形を変えて、弾ける。
時たま弾かれたその時に身体中に電流が走って、
私の身体の中からあなたへの愛が溢れ出す。

「レナ・・・・・。声出して。」
「・・・・んはぁっ・・・・・。」

私の口の中にあなたの長い指が入り込んできて、口を開かされる。
そのせいで必死に堪えていた声が、溢れ出した。

こんな声、恥かしくて。
出したくない。
聞かれたくない。
まるで淫乱な女みたい。

「ひゃっ・・・・あっんっ・・・・・。」

背中に熱い吐息。肩に掛かった、柔らかなあなたの髪の毛。
それすらも刺激。
胸を弄っていた手が下に下りて・・・・・

くちゅり・・・・・・。

という音と共に、私の秘部に触れた。
知られてしまった・・・・すっごく、濡れてるってことに。
それが恥かしくて、その羞恥心が更に私を煽って・・・・・・。

「あっ、あっ・・・・・・。」

恥かしい音。
恥かしい声。
恥かしい私・・・・・・。

一番見られたくない人に、
一番聞かれたくない人に・・・・・。

誰にも見せたことのない、
誰にも聞かせたことのない、
私を暴かれている。

恥かしくて、
どうしようも無くて・・・・・でも身体は正直で。
あなたの指の刺激に震えて、愛を溢れ出す。

あなたへの想いがどんどん、どんどん溢れ出てきて・・・・・。
それはあなたの膝を濡らした。

「あっ・・・・んっ・・・・。」

指を口に入れて噛み締める。

もうだめ。
気が狂いそう。

あなたの指が、敏感なそこを刺激して、
その刺激にどんどん呑み込まれていく・・・・・。

「レナ・・・・。」
「あっ、だめっ・・・・。」
「その声・・・・すごく・・・・・そそる。」

耳朶を軽く噛みながら囁かれたセリフに、身体が震えた。

こんなに感じる身体にしたのは、あなたなの。

こんな声を出させるのも、あなただけなの。

こんな自分を知られるのは、恥かしくて、恐くて・・・・。
でも身体は正直に、もっと、もっとと快感を求める。
自分でもわかる程に熱く濡れているソコは、彼の指で挟まれ、擦られ、弾かれて。
卑猥な音を出して、あなたを求めている。

「あっ・・・・、ん・・・・。」
「すごい・・・・、膨らんでるよ?レナ。」

恥かしくて、死にそう・・・・・。

指で押し広げて入って来る指。
その感触がまた身体に電撃を放つ。
羞恥のセリフに攻められ、
入ってくる指が中を引っかきまわすその快感。
恥かしくて、気持ちがよくて、死にそうで・・・・。

もう、意識がとびそう。
でも、指じゃ、もう・・・・・・・。

「ぼ、ぼーまんさんっ・・・・。」
「んっ・・・・・?」

くちゃくちゃと音が耳に届いて、それが更に快感を煽いで。
耳朶を舐められると身体が震えて。
あなたの触れる、髪も、吐息も、指先も・・・・・。
すべてが快感へと繋がる。

もうダメ。
もうダメ・・・・・。
もう・・・・何も考えられなくて。

「指じゃ・・・・・イヤ・・・・。」

私のセリフに、あなたの指がぬるりと引き抜かれた。
そのまま勢いよくベットの上に転がされる。
そして足首を掴まれ、大きく開かされた。

「すごい・・・・。濡れてるよ?」
「やっ・・・・!見ないで!?」
「何で?」

隠そうとした手を退かされて、ぐっと押し広げられる。
ソコに彼の吐息を感じた。

見られている。

それが恥かしくて。
なのにやっぱりどんどんと彼への愛は溢れて。
その溢れている様が彼に見られているということが、更にそのあふれる愛を増やした。

「真っ赤になって・・・・開いてる。」
「やっ・・・・!」

その一言に、恥かしくなって顔を隠した。
知られてしまった。彼に。彼を求めているソコを。
恥かしくて、恥かしくて、本当に・・・・・・・。

「ごめん。」

そう言って、彼は優しく私の髪を撫でた。
ふっと、目を開けると、大好きな瞳。
優しい顔。

あぁ・・・・。うん。
恥かしいけれども。
大丈夫。あなたを求めている、証拠だもの。

「きて・・・・・?」

恥かしいけれどがんばってお願いすると、あなたは私の大好きな笑顔を向けてくれた。
まるでなぞるように、私の身体のラインを楽しむように、
ゆっくりと指を滑らせていく。

指の先端だけで通った後には、
熱くじんわりとしたもどかしい熱だけが残った。

ぐっと、熱い熱を感じる。
腰を支えられて、ゆっくりと彼が入ってくる。
まっていたもの。

「あっ、あっ・・・・・。」
「くっ・・・・・。」

刺激を与えて入ってくるそれは、私の欲しくて欲しくて堪らなかったもので。

「あっ・・・・あぁっ・・・・!!」

身体中を駆け巡る快感と痛み。

気持ちがよくて、
欲しくて、
愛しくて。

私は鳴いた。

「動くぞ・・・・。」

大好き。
大好き。
大好きな人。

その想いが溢れ出て、とても切ない。
ポタポタと落ちてくる汗が、愛しくて、気持ちがイイ・・・・・・。

「あっ、あっんっ・・・・!」
「・・・・んっ・・・・。」

途切れ途切れに聞こえてくるあなたの声。
まるで他人の声みたいに聞こえてくる私の声。
耳に響く水音。
視界がぼやけて、苦しくて・・・・・。
ぎゅっとあなたの背にしがみついた。

「ああああっ・・・・・!」
「レナっ・・・・・!」

ぐっと出ようとした彼を引き止めようと力を込める。
背中にぎゅっと抱き付いて、私は彼を逃さなかった。

「レナっ・・・・?!」
「中で・・・・平気。」
「それはっ・・・・!」

離れようとした彼にしがみついて、きゅっとキツク締め上げる。

「うっ・・・・・。」

一瞬眉を寄せて・・・・・、こんな時にしか見せない表情をして。

あっ・・・・。

と思った時には、どくどくと、オナカにあなたの熱を感じた。
荒く息するあなたの頭を胸に抱きしめて。
きゅっと・・・・あなたの髪の毛に指を絡めた。







薄暗い部屋の中でベッドの端に座って。
煙草に火を付けたあなたの背中をじっと見る。
日に焼けていない背中に残る、何本かの紅い痕。
私の付けたものだけど・・・・・。
彼は一度も苦痛を口にしなかった。

愛しくて・・・・シーツを掴む手に力を込めた。

「レナ・・・・・?」

驚いた声であなたが振り返る。
でもなんだか目がぼやけて、あなたの顔がよく見えないわ。

「どうした?つらいのか?」

困ったような、心配そうな声で掛けられた言葉に、胸がきゅっと苦しくなって。
ぶんぶんと大きく頭を振った。
そしてそのままシーツを頭からかぶる。

ぽんぽんと、背中を叩く大きな手。
大好きな手の動きに、胸が更に締めつけられた。





あなたを好きになるのがコワイの


どうしようもないくらいに・・・・・・・
止められない想いが苦しいの


この関係に。
いつか終わりが来るのを知っているから・・・・・・・・・。





あとがき

な、何があったんだろうか・・・・?
不倫って、したことないけどどんな気持ちなのかなあ・・・・・?
ボーレナって、悲恋っぽくって好きだなあ〜
表より書きやすいってのがまた・・・・・(汗)

読んでくださった方、ありがとうございましたv

2002/01/27 まこりん



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