■■■ kiss me …
キミに会って、初めて知った。
恋の楽しさも
恋の切なさも
恋の苦しさも
今、感じるこの感情が『恋』だと言うのなら、
今まで、『恋』だと思っていたあの感情はなに?
『初恋』以上に、『初恋』らしいこの想い。
腰にまわされた腕が心地良くて、暖かくて。
こんな空間
こんな時間
この一瞬。
今この一瞬が。本当に・・・・・。
愛しい大切な一瞬で。
失いたくない、本当に心地良い一瞬で。
なのにもう次の瞬間はさっきよりも、もっと、もっと・・・・・
キミを好きになってる。
もっと、もっと・・・・・
大切な一瞬になって。
目の前で微笑んでいるキミが好きで、好きで、仕方無くて。
近付きたくて。
もっと、傍に・・・・。
もっと、近くに・・・・。
二人溶け合えて、ひとつになれたらいいのに。
きすがしたい。
きすがしたい。
きすがしたい。
そんな想いでいっぱいで。
好きで。
伝えたくて。
きすがしたくて。
「キスがしたい。」
耳許で囁かれた言葉に。
その時の切なげな吐息に。
身体が震えた。
でも、嬉しくて・・・・・。
きすがしたい。
そう思っていたのは、わたくしだけではなかったんですのね?
「してイイ?」
答えるよりも先に、感情ばかりが先走って・・・・。
ガチッ・・・・。
自分から唇を当てると、溢れ出る想いが勢いよすぎて。
歯と歯がぶつかってしまった。
それが恥かしくて。
自分のとってしまった行動にも。
当たってしまったコトにも。
顔が熱く火照った。
そろりと上を見ると、驚いて、見開かれた瞳。
「初めて交わしたキスは、衝撃的だったね。」
なんて、悪戯っ子みたいな、わたくしの大好きな瞳で言わないで。
あぁ・・・・・。
きすがしたい。
きすがしたい。
きすがしたい。
どちらともなく、何も言うことなく・・・・・。
自然とお互い睫毛を伏せて。
重ね合わせるだけのキス。
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「「ぷはっ・・・・。」」
唇が離れると同時にお互い息を吸い込んだ。
そのお互いの取った行動に、目が合って笑った。
初めてのキスみたいね。
キスのしかたも忘れるほど、ドキドキした?
呼吸も忘れるくらいに、何も考えられなかった?
初めて交わしたキミとのキスは、感情ばかりが溢れ出て、先走って。
何も考えられなくて、なにも感じられなくて。
キミの唇の温もりも、柔らかさも何もわからなくて。
ねぇ?それはキミも同じ?
「くるしかった?」
そっと、目の前にいるキミの左胸に、てのひらを押し当てる。
伝わる鼓動。
この雷みたいな鼓動は、キミの?わたくしの?
「セリーヌさんといる時は、いつだって苦しいよ。」
そう言いながら、キミがわたくしの髪を指先に絡めた。
どきりとして。
コレ以上ときめくコトなんてないと思っていたのに。
コレ以上顔が熱くなることなんてないと思っていたのに。
照れた様に笑う、キミの胸にぽすりと額を押し当てた。
(・・・・・・・わたくしも。)
言えないのは悔しいから。
こんなにもキミに夢中で。
こんなにもキミに踊らされていて。
どうすればよろしいんですの?
この想いは。
キミの一言で。
キミのたった触れるだけの指先で。
嬉しくなったり。
恥かしくなったり。
どきどきしたり。
あなたの体温に。
鼓動に。
おちついてくるのに、どこか息苦しくて。
好きで。
大切で。
好きすぎて。
きすがしたい。
抱きしめて欲しい。
あぁ・・・・もう。
止まらない。
止められない。
止めたくない。
好きで。
好きで。
キミを好きすぎて。
そして・・・・。
愛しくて。
あとがき
ふっと・・・・。
写真学の勉強中に浮かんだ半ポエム。
写真学っていうか、その時聞いていた
某アニソン・・・・(笑)?
どっちもどっちだし・・・・・。
あー。ホラ。
私の中では、クロードとセリーヌさんは
運命だから・・・・・。
どりー夢。
セリーヌさんがクロードを『キミ』って呼んでいるのは
付き合い初めだから・・・・・・(なにを勝手に・・・・汗)
まだちょっと、年下感覚が抜けていないのです。
2002/02/06 まこりん
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