■■■ Especially
身体に感じる心地良いシーツの感触。
僅かに自分の身体の上に重みを感じて、セリーヌはゆっくりと瞼を開いた。
そこでいきなり目の前にあるものに、驚いて息を呑む。
「っ!?」
目の前にあるのは金髪の間に見える深緑の瞳。
それがうっすらと細目られて、幸せそうに微笑んだ。
「おはよ。」
「・・・・・・お、おはよう・・・・。」
耳まで真っ赤に染めて。セリーヌはその瞳から視線を反らした。
心地良いシーツの感触は、素肌だから。
身体の上の重みは、目前の青年の腕の重み。
なんとなくだけれど・・・・・下半身に違和感を感じて。
セリーヌは更に頬を真っ赤に染めた。
「セリーヌさん、真っ赤だよ?」
「・・・・だ、だって、こんなの、初めてで・・・・。」
戸惑いがちに、とぎれとぎれに答える。
セリーヌのセリフに青年は嬉しそうに微笑すると、セリーヌの身体を抱き寄せる。
すっぽりと腕に抱きかかえて、その豊満な胸の膨らみに鼻先を押し当てた。
火照る身体の暖かさに、鼻先を擽る香りに、幸せそうに瞳を閉じる。
睫毛が掠って、その刺激にセリーヌがぴくりと身体を震わせて・・・・・。
それがとても初々しくて愛しくて。
青年はその心地良い空間に、うっとりと・・・・・熱い吐息を漏らした。
「ク、クロード?」
「こんなのって・・・・、こうやって、誰かと一緒に目覚めるコトが・・・・でしょ?」
「そ、そうですわよ。」
嬉しい。嬉しくて、愛しくて・・・・・。
クロードはセリーヌを抱き寄せる腕に力を込めた。
君とキスしたのは、僕が初めてで良かった。
君を抱いたのが、僕が初めてで良かった。
君の寝起きの声を聞いたのも、僕が初めてで良かった。
君と一つになれて、良かった。
君の初めては、なんでも僕がいい。
君の最後も、どんなことだって僕がいい。
君のすべてが、僕しか知らないコトなら最高だよ。
こうやって、幸せを感じて。
こうやって、温もりを感じて。
こうやって、君の傍にいることを許されて。
君と出会えて、良かった。
世界で一番素敵な恋をしよう?
世界で一番楽しい恋をしよう?
世界で一番幸せな恋をしよう?
君とならなんだって出来る筈だから。
あとがき
クロセりの初夜話が書きたいです
で、ネタも有るし、途中のセリフも浮んでいます
でも書く気が起きないんです(涙)!!
こういう気分の時はいくらパソの前に座っても、先に進めません
なんて言うか、書きたいって気持ちと、私のテンションが重ならないと
ダメなんです〜〜〜!
でもって、そういう時はsss・・・・
ショートショートなお話を書きます(苦笑)
コレですね〜〜・・・・。
かわいいセリーヌさんが書きたくてv
2002/04/10 まこりん
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