■■■ love sick - celine side -


あなたの触れる、
指が。
唇が。
吐息が。
わたくしを痺れさせるのです。

わたくしに滴り落ちる、あなたの汗も。
わたくしを染める、あなたの匂いも。
わたくしが感じる、あなたのすべてが・・・・・。

たとえ、愛の言葉を言ってくれなくても。
たとえ、愛の言葉を言ったことがなくても。

こんな風にあなたの匂いで染まる夜は。
愛しさで。
切なさで。
胸が一杯になるのです。

愛しあっていると、全身で感じることが出来るのです。

目の前を覆いつくす、広い胸が。
顔の横に立てられた、逞しい腕が。
わたくしを見詰める、欲情した色っぽい瞳が・・・・・。

すべてが、愛しくて。
すべてが、わたくしの身体全体を支配して。
わたくしの五感すべてを支配して。

あなたで満たされる。
あなたに支配される。
全身で、そう感じることが出来るのです。

「セリーヌ・・・・?」

ズルイヒト。
こんな夜だけ、わたくしをそう呼んで。

「好きって・・・・言って?」

ズルイヒト。
そんな風に、甘い声でねだってくる。

「なんで泣くの?」

ズルイのは、わたくし。
こうやって、あなたを困らせる。

「んっ・・・・。」

こうやって、唇を自分から塞いで。
柔らかな、甘い舌を絡めとって。

「抱いて・・・・・。」

こうやって、自分から誘って。
瞳で誘惑して。
言葉の続きを甘い誘惑で遮る。

あなたの胸に、顔を埋めた。
肺一杯に、あなたの匂いを吸い込んで。
なぜだか切なくなった。

不安に、なるの。
って、言ったら、あなたは困った顔をするのでしょうね。
4歳の年の差は、わたくしを不安にさせるには十分な長さなの。
いくら強がっても、あなたを好きになればなるほど、
それは大きな不安に、重荷に・・・・なるの。

「あっ・・・・。」

最初はぎこちなかったあなたの指が、今はもう滑るように動いて。
それがとても心地良くて。
それがとても気持ち良くて。
身体全体が性感帯になってしまったのではないかと思う。

なんでこんなに切ないのかしら。

いつかくる・・・・別れを、考えたくはないのに。
いつも頭の片隅で考えています。

想いを伝えないのは、あなたを縛りたくないから?

ばかみたいですわ。
ばかなオンナ。

「ふぅ・・・・んっ・・・・・・。」
「セリーヌ・・・・・・。」

こうやって、耳許で囁かれる声が、好きですわ。
もっと、名前を呼んで。
もっと、わたくしを求めて。
今だけでいいから。

そう願って・・・・・。
あなたの背中に回した手に力を込めた。





あとがき

は〜い。クロセリ好きなのに
大失敗☆

なんかポエムが書きたかったんですけれど
もう、誰?みたいになってしまいました
しかもコレ、クロードサイドがあります♪

2001/12/23 まこりん


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